6/27/2010

依頼主は「格安の翻訳」を依頼する・・・

日本の製品マニュアル(翻訳したもの)は評判が悪く、ドイツ本国では大体誰を聞いても同じ答えがでる:
「日本の製品の説明書は使い物にならない」。
それはお客さんの「生の声」だ。私の個人的意見ではない。
理由はここにある。
日本の製品(技術)は今色々と問題になっている中国製の物より遥かにいいですが、
製品に添付される "documentation"(取扱説明書) は相変わらず悪い。

その"documentation"は製品の「顔」だという事は日本の依頼主がなかなか分からないようだ。
私は同じ事を既に20年前から言っていますが、私の声はクライアントに届かないし、日本のクライアントは今まで余り学習能力を示したわけでもない。
予算優先は経営上で不可欠でしょうが、お客さんとしては(自分でもそうだ)先ず、
参考になる「説明書」は何よりありがたい。

日本の会社は従来のマニュアル作り(概念)および今風の機械翻訳の妄想を少々改めてそれぞれの製品を買ってくる「生身のある人間」の身にもなって欲しい・・・

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